三重県伊勢市で新築やリフォームを考えた時、納得したうえで工事や購入したりします。
しかし、実際に住んでみることで「良かった部分」と「失敗してしまった」という部分が見つかることは多いです。
その失敗する部分は、目には見えずに事前に気付かない部分ばかりの集まります。
■窓が開けられず大失敗
駅近くや幹線道路沿いの物件は立地としては良い条件です。
しかし、車や電車などの騒音、さらには排気ガスなどの影響で気軽に窓を開けられない失敗ケースも少なくありません。
そのことを理解して家を購入し、「エアコンがあるから大丈夫」と思っていても、住んでいるうちに窓を開けたくなる、換気などで開けなけらばならない状況になることもあつでしょう。
このような立地の物件の窓には、防音性のあるサッシが設備されています。
そのような場合は窓を閉め切ると、部屋の中に小さな音が想像以上に響いてしまうこともあるようです。
■戸建てで気になる生活音
戸建住宅で気になる音は、次にものです。
1.上下階間
2階から聞こえる歩行音になります。
これを解消するには、床と天井の構造を分離して独立させ、吊天井にすると解消できます。
また天井裏にはグラスウールやロックウールなどの吸音材を敷き詰めることで、音を吸収して軽減することが可能です。
フローリングの下に遮音シートを敷くのは効果が薄いため、厚手の遮音シートを使う必要があります。
2.寝室間
寝室間の壁内に、吸音材を入れましょう。
さらに遮音性を高める場合は、両面に石膏ボードを2重張りにすることが効果的です。
3.2階の設備音
2階のエアコンや室外機を設置した時、その音が騒音となる問題が多発することが以前はありました。
しかし、現在は静音設計のものが多くなっています。
ですが、2階にトイレなどを設置している場合は排水音が気になることもあるので、注意が必要です。
これを対策するには配管を引き回し、個室の天井や壁には通さず、トイレの位置はキッチンやリビング下に建てないことが良いでしょう。
また、配管はきちんと止め、振動などが生じないようにすることも、施工時に確認してもらうことも大切です。
4.外部の騒音
外部からの騒音は、外壁の開口部が原因となります。
最近の住宅では防音性の高いサッシやドアを使った建てることも増えています。
コスト面では少し負担がありますが、騒音がひどい物件の場合は2重で防音サッシを設置することで改善に期待できるでしょう。
さらに騒音で盲点になりやすい部分が換気扇になります。
換気扇による騒音は、外部に防音チャンバーを設置した空調換気扇が良いでしょう。