住宅ローンを調べていると金利を目にしますね。
さらに金利について調べていると、同じ住宅ローンでも様々な金利が記載されているのです。
この時、どの部分を重視して見るといいのでしょうか。
まず、金融機関で表示されている、使われている金利は3種類あります。
■様々な金利の意味は
・店頭金利
優遇などで引き下がれる前、基準となる金利のことです。
基準金利と呼ばれることもあります。
・引下げ金利
上記の店頭金利より、何%か引き下げてくれるかの金利です。
・適用金利
店頭金利から金利を引き下げた結果のことを言います。
住宅ローンの返済額を計算する時に適用される金利です。
住宅ローンを選ぶ時に重視したいことは、適用金利と引下げ金利になります。
上記でも説明したように、適用金利はローンの返済額を算出する際に必要です。
なお、引下げ金利では何%引下げらているのか、さらに引下げの期間の適用はいつまでなのかを事前にしっかりチェックすることが大切です。
■引下げ金利は2種類
同じ金融機関で、同じ10年固定のローンでも適用金利が2種類存在する場合があります。
この違いは、金利の引下げ方法が異なるのです。
その金利の引下げ方法いは大きく分けて「当初期間引下げタイプ」と「全期間一律引下げタイプ」となり、現在の主流は当初期間引下げタイプとなります。
当初期間引下げタイプは。固定期間選択型の当初の固定期間を重視して大きく金利を引下げ、固定期間修了後の借入期間での金利引下げの幅が小さくなるものです。
例えば10年固定で当初店頭金利が4.2%、11年目店頭金利が5%とします。
当初10年間は年-1.6%引下げられ、適用金利は2.6%になるのです。
一方、11年目以降は年-0.8%の引下げとなるため、適用金利は3.8%です。
一方、全期間一律引下げの場合は、当初期間であっても、期間が過ぎても一律金利で引き下げられます。
上記の例と同様の条件で年に1.2%引下げする場合、当初10年間の適用金利は3.0%、11年目以降は3.8%となるわけです。
同一の金融機関で両方のものを扱っている時、同じ10年固定でも適用金利が変わってくることがあります。
どちらのタイプを選べば良いのか迷った時は、返済総額から比較すると良いでしょう。
金利差や返済年数によって違いがありますが、傾向としては返済期間が短い時には当初期間引下げタイプ、そして返済期間が長期となれば全額一律タイプの方を使い分けると、返済総額から考えた時に有利だと言えます。
また借入の当初は教育費などで支出が多く、返済期間はなるべく少なくするために当初期間引下げを選ぶと、現在においての家計や将来的な家計などの状況から、自分に最適な住宅ローンを選択しましょう。
もし、三重県内の工務店で平屋を建てようと検討されている方は、住環境だけではなくこうした住宅ローンについても見直してみましょう。