家で起こる危険性

安全なはずの自宅で事故が起きてしまうのはなぜ?

投稿日:2017年3月13日 更新日:

テスト

国土交通省の調査結果によると、自宅での死亡事故は交通事故よりも2倍も多いことがわかっています。
どこで何が起こるかわからない交通事故であればまだわかりますが、最も慣れているはずの自宅で死亡してしまうのは何故でしょうか?
今回は、事故を種類別や年齢別で見て対策を考えていきましょう。

一戸建てを建てようと考えている方へ-右㈫

■どんな事故で亡くなる人が多いのか

家庭内でどのような事故が起き、死亡にまで至ってしまうのでしょう。
調査結果をもとにまとめてみました。

1位 溺死  4079人
2位 窒息死 3995人
3位 転倒・転落死 2560人
4位 火災 1238人

このような結果から家庭内では火災よりも、溺れてしまう人や転倒・転落してしまうことの方が普段の生活の中に多いことが考えられます。

■高齢者に多い不慮の事故死

家庭内限定の統計ではないので一概にいえませんが、年齢別に見てみるとどうやら日常生活の中の小さなきっかけが死亡事故につながっているようです。

1位 溺死  65歳以上→約78%
2位 窒息死 65歳以上→約85%
3位 転倒・転落死 65歳以上→79%
4位 火災  65歳以上→62%

テスト2

上記のように高齢者(65歳以上)が圧倒的に多いことがわかります。
交通事故で考えてみても高齢者の死亡事故を占める割合は約50%でとても高くなっています。

■家庭内事故を防ぐには

三重県松阪市で新築を建てようと検討されている方は、事故対策を十分に行うようにしましょう。

入浴前の声かけと入浴後の施錠をしよう
最近のシステムバスには滑り止め加工が施されていたり、手すりが完備されているので転倒事故の対策は進んでいるようです。
溺死が多いということから、入浴時ではなく幼児などが誤って浴槽に落ちてしまう事故が多いと考えられるでしょう。
入浴後には鍵を閉めておくなどして浴室に入れないようにすることは効果的です。
また、高齢者が入浴する時は「今から入るね」と一声かけておけば家族に注意を促すことができます。

階段の手すりや形状に工夫する
住宅内での転倒・転落事故の対策として、階段の上段から下段までしっかり手すりを取り付けておくことや、階段の途中に踊り場を設けることで危険性をなくすことができるのではないでしょうか。
高齢者の場合、足元が滑らないようにカーペットを敷いたり、ちょっとした段差をなくす工夫をすることも効果的です。

避難経路を確保しよう
万が一火災が起きてしまった時のために、家の中の避難経路をしっかり考えておきましょう。
廊下や勝手口を物で塞いでいたりしないよう、通路を確保しておくことも大切です。

以上のように、住宅内に潜んでいる危険を最小限に抑える工夫をして、家族の身を事故から守りましょう
日常生活の中で、気を配りながら家づくりを考える必要もありそうですね。

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