不動産住宅の中で転倒事故が起こりやすいのは浴室やキッチン、ベランダの他に階段があります。
階段で転倒してしまうと、そのまま階下まで落ちてしまうこともあり、非常に危険です。
特にお年寄りや子どもが転倒してしまうと大ケガに発展してしまう恐れもあります。
そのため、三重県の久居で一戸建ての家づくりをする時には階段にも着目し、なるべくケガが少ない階段づくりを心掛けましょう。
■転倒しやすい階段と転倒しにくい階段
階段で転倒してしまう要因として、踏み面が小さい、蹴上げが高い、踊り場がない、階段が滑るなどが挙げられます。
まず、踏み面が小さいとその分足が階段からはみ出してしまう部分が多くなってしまい、つま先立ちのような不安定な形で階段を昇り降りしなくてはなりません。
ただし、あまりにも踏み面が大きすぎると大股で上らなくてはならず、こちらも転倒のリスクが増えてしまうので注意しましょう。
次に蹴上げというのは階段1段の高さを指します。
階段1段1段が高いと、お年寄りや子どもの転倒リスクも高くなってしまいます。
住宅規定として蹴上げは23cm以下としていますが、23cmはかなり高めなので足を上げた時に無理のない高さにしましょう。
■踊り場にも注意が必要
また、一見関係なさそうな踊り場も転倒要因につながる可能性があります。
踊り場があることによって階段途中で休んだり方向転換するのも楽なのですが、螺旋階段のようにずっと階段だとそのまま勢い良く上ることで、万が一階段を踏み外した時に一気に下まで転げ落ちてしまい、大ケガにつながる恐れがあります。
そのため、段差のない踊り場を設置すると良いでしょう。
階段に使用している床材は基本的に1階や2階などで使用している床材と同じものを使用しても良いのですが、滑りにくさを考慮し、スリップ防止の溝を付けると滑りにくい階段になります。
階段の先端だけに付けることが多く見られますが、踏み面全てに溝を作るとより滑りにくさもアップします。
このように、階段の転倒防止のために行えることはたくさんあるので、不動産や自宅の階段も工夫してケガにつながらない階段を作りましょう。